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zoom RSS ふと思い出した“女”。異国から来ていた年上の女。実家で見つけたナイフの思い出。遠い昔の話だね。ラスト

<<   作成日時 : 2010/11/12 07:15   >>

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こんにちは。

先日アップしたブログのつづき。長くなったがこれがラスト。前回はこれ。
http://94432163.at.webry.info/201011/article_8.html

日ごろの多忙・・・更にたまの休みにCに付き合っていたがためにクリスマス直前にガールフレンドにフラれてしまったオレ。バブル期の「軽い大学3年生」としてはかなり屈辱的な出来事なのであった。

それに追い討ちをかけるように先生はオレに言った。しかも確かその前日か前々日にである。
「神戸、12月24日にCを河口湖に連れて行ってやってくれないか?」
オレは無論周囲にもフラれたことなんか言っていなかったため、
「クリスマス・イブでしょ?それは難しいですね・・・なんでですか?」
と言ってみた。まぁ単なる“見栄”からくる発言なわけである。

なんでもCのボーイフレンドがドイツから来ており、河口湖のホテルをとったらしいのであるが、当日の予定が合わず現地集合・・・ということになったらしいのである。

本当は何も予定がなかったから・・・「アッシーしてやってもいいかな。」と思ってはいた。しかし・・・コレってどうなんだろう?とも当時思っていた。だってそのボーイフレンドからすれば、一人異国の地にいる「彼女」と久しぶりに会うのにそこに誰であれ『男』がついて来たらあまり気分がいいもんじゃないだろうな・・・と思ったのである。

百歩譲って?東京から二人を乗せて行くのならいいが・・・これから「お泊り」する河口湖まで連れて行くって言うのは・・・ま、東京からでも河口湖ででもオレからすればいずれにせよ「屈辱」ではあるのだが・・・。

「しょうがないっすね、いいっすよ。」となんとなく引き受けてしまったのである。

当日、お昼過ぎに大学までCを迎えに行った。いつも迎えに行くと笑顔で手を振るCがなんとなくボーっとオレの方を見ていた。そして「こんにちは」と言ってオレの車に乗ってきた。

しばらく沈黙が続いた。オレは近くのインターから中央高速に乗った。

こういう沈黙にまったく耐えることができないオレは・・・耐えられなくなって口を開いた。
「オレ、クリスマス前に彼女にフラれちゃってさ・・・。」

Cは「それはかわいそうに」みたいな表情を浮かべてからやっと口を開いた。
「今日・・・ありがとう。ワタシもカレと喧嘩しています。神戸さんの“おかげ”です。」

日本語の使い方が変なのは別にしても「オレの“おかげ”=“せい”」というのは尋常な話ではない。

そこからCが続けた言葉は・・・よくわからない日本語ではあったが概ねこんな感じだった。

Cは毎日のようにボーイフレンドに向けて「手紙」を書いていたようだ。
Nさんが指南役だった頃には「○○という日本語の意味は・・・」みたいなことを彼氏に書いていたようだ。たまにゼミのコンパの話なんぞを書いても「楽しんでるね」みたいな好意的な反応であったらしい。
ところが秋になってからオレが指南役になると・・・そんなしょっちゅうではないが、「夜飲みに出歩く」ことをし始めた・・・途端に彼氏の反応が変わったらしい・・・。

「で・・・オレのことなんて言っているんだよ。」

「日本語にすると・・・面白くて優しくてお金もっていていつもオゴってくれるお父さんみたいな人・・・。」

あーぁ、という感じなのである。そりゃそうだろ。オレって単なる金満なスケベオヤジ像そのものだぞ。聞き手にとってみれば「金にモノ言わせて口説いているんじゃねぇか?」みたいなことになりかねやしない。彼氏が怒るのも無理はない。

オレは中央高速を逆走したい気分になった。
しかし、まぁ・・・すぐそこに河口湖・・・ってところまで来ていたから・・・致し方なく連れて行った・・・。

ホテルの入口まで来ると・・・いかにも「コイツ」っていう感じの白人がロビーから外を覗いていた。身長は185pくらいあって・・・ガッシリとした・・・男前なヤツだった。

オレの車の助手席からCが降りて行くと彼は外に出てきた。そして二人は抱擁し、キスしていた。「欧米か!」って感じだよな。いや、あきらかに欧米なんだよ。あのへんの白人の愛情表現は大したもんだといつも思う。

そして・・・自分の彼女を送ってきてくれた「ドライバー」にシェイクハンドを求めてきた。彼のグローブのような手と今でも節がなく女みたいな手をしているが、当時は60kgも無かったガリガリのオレの手・・・が繋がれたとき・・・Cが言った「ボーイフレンドのV(もしかすると頭文字はBかもしれない)です。」・・・続いてドイツ語で彼にオレのことを紹介していた。

オレのファースト・ネーム「J・・・」が出た途端であった。彼の顔は紅潮し・・・赤鬼のようになるやいなや・・・シェイクハンドしていた手の握力が強まり・・・もう一方の手・・・左手はオレの胸倉を掴んでいた。

会ったときには細っこい学生・・・たぶん彼からすれば「子供」に見えたんだろうな・・・それが一瞬にして「コイツがオレの彼女を落とそうとしてる“金満オヤジ”か」ってことになったんだろうな。

「殺(や)られる」と思ったことは今までの人生で何度かあったが・・・このときはそうではないにせよ、このデカい手で何発か殴られるな・・・とは思った。彼は興奮したように早口のドイツ語でオレを罵倒していた・・・たぶん。同じことを日本語で言われていたら・・・オレも熱くなっていたかもしれない・・・でも、「わからない」ってことはかなりオレを冷静にさせた。それが相手にとっては逆効果だったかもしれない。所謂「いけしゃぁ」とした表情をしていたと思うんだな。

オレらのそんな姿を見て・・・Cは・・・間に割って入った・・・彼にドイツ語で何かを必死に言うと・・・彼も何か叫んでいた。かなりのオーバーアクションを交えて・・・。

そして明らかにCに文句を言っているようで・・・続いてまたオレに詰め寄ってきた・・・次の瞬間・・・。

「パチーン」

なんとCが平手打ちを彼に食らわせたのであった。彼の怒りはCに向かう・・・そして、Cも明らかに怒っていた。二人の喧嘩が始まっちまった・・・ところどころCは彼に対して「やらせろー」と日本語で言っていた。オレがかつてCから「日本で女の人が男の人と喧嘩するとき、なんて言いますか?」と聞かれた時にオレが答えた言葉だった。

なんとなく・・・その言葉を覚えていてくれたことは嬉しかったな。

今度はオレが二人の間に割って入った・・・言葉じゃ通じないから「身体」を入れた・・・そして、彼に改めてシェイクハンドを求めた・・・そして・・・Cの背中を押して・・・再び二人が抱擁しろ・・・ということを日本語で「ほら、抱き合えよ」と言いながら、身振り手振りで「抱き合い、キスしろ」と促した・・・。

オレは「お幸せに、あばよ」とばかりにトランクからCの荷物を出したあと・・・彼らに一瞥もくれずに背中で手を振った。まるで柳沢慎吾のネタだな・・・でも、そうした。


「やっぱ・・・Cを飲みに連れて出ちゃいけないな。」帰りの中央道でオレの胸に去来したのはそんなことだった。


年明け・・・何度かCから「飲みに連れて行ってください。」と言われた。
「ごめん、忙しくてな。」
オレは言い訳を作ってCとの接触を断(た)った。

そんなある日・・・ゼミの先生に呼ばれた。
「Cが下宿しているところを引き払って、友人のところに“居候”するから引越手伝ってやってくれ・・・」。

二月中旬のことだったと思う。


オレは先生の命だから致し方なくその引越しに付き合った。要はオレの車にCとその家財道具を積み込め・・・というものらしい。

オレはCの下宿につくと家財道具を後部座席などに積み・・・「こりゃ、チッと大物だぞ」というたんすをトランクから詰め込んだ・・・後部座席の一部を開放して・・・たんすは収まったが・・・オレの車の天井には中から穴が開いた(笑)。

荷物が満載なオレの車に二人で乗って・・・しかし・・・無言だった。

距離は大したことなかったが、都心に向かう・・・桜新町という土地だったから・・・それなりに時間もかかった。しかし、二人の会話はなかった。

そして・・・着いた。

オレは淡々と家財道具を運び出し・・・どこのどなたかは知らないが、「居候」させてもらえる人に『三顧の礼』を尽くした・・・。「Cをよろしくお願いいたします」と。

引越しが終わって・・・それは突然であった。

Cりに別れを告げるとCはオレの胸に飛び込んできた。
こうなっちまうとなぁ・・・致し方ないんだろうが、そっと抱きしめるしかなかった。でも・・・それ以上はなし(笑)。

そしてその日「感謝です。」と言って、Cがくれたのは「ナイフ」。

結局、その後はCに会わず・・・帰国しちまった。


ある日、オレに一枚のはがきが届いた。
中東の国に旅行に行ったらしい・・・と先生から聞いていたCからのものであった。
そこには
「いっぱいあそんでいっぱいねて、にほんのことおもいだします。こうべさんのことおもいだします。すき。」
と書かれていた。
それがこのブログを書き始めた時に書いた・・・未だに「ナイフ」と一緒に保管してあるはがき。。。


かなり悪球も打つくせに・・・こうした「ストライクど真ん中」を見逃すんだよね。
思えば・・・そうなってしまってもいいシーンはいくらでもあったのかもしれないけどね。

ま、「良き思い出」。
こんなオレにもそんなことがひとつやふたつ・・・あってもいいだろ?


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