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zoom RSS 雪良く降るな。この時期の憂うこと。雪かき。女の仕事?そうじゃねぇってことを身をもって実現した人、2。

<<   作成日時 : 2013/02/19 23:42   >>

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こんにちは。

前回の続き。

この方、こちらのご出身だが、入社してしばらくは東京の営業所に勤務をしていたらしい。
しばらく・・・というと短いようであるが、会社人生の半分以上を東京で過ごされたようだ。

だから、オレと話をすると東京ネタで盛り上がる。
特にアサガヤという地は彼もオレも時期は違えど勤務をした地であるから、固有名詞で話が進む。
職場は中央線の南と北の違いはあるようだが、「中杉通り」仲間のようだ。


東京でご結婚され、お子さんを設け・・・そして札幌に戻ってきたらしい。
そして・・・その社宅の「実情」を知った。

「雪はね」「雪かき」「雪投げ」

これは社宅の奥方の仕事・・・ということを知ったようだ。

彼は幼少の砌より・・・「雪はねは男の仕事」ということが植えつけられていた。
父上が出勤前、帰宅後に「雪はね」をし、昼間かなり積もった時に母上がやっていたが、彼が大きくなると彼の仕事となったと言う。妹さんがいるようであるが、彼の家では「基本的に男の仕事」であるためにほとんど「雪はね」をすることは無かったという。


そして、そんな彼が社宅に住まうと当然その「風習」は奇異に感じる。
しかも、部下の奥方は上司の家の前まで「雪はね」をしていると言う。まだそうしたことで社内でも「かわいがられよう」とする時節・・・いや「やって当然」くらいの雰囲気が漂っていたのかもしれぬ。

彼は「おかしなことをしてるな」と思い・・・自ら早起きをし、自らの家の前、そして敷地の入口などの共有スペースの「雪はね」をした。そして下戸であることも手伝い、家に帰ってからもそれを行った。



しかし、それにストップをかけた人間が二人いた。



まずは奥方。
「みんな奥さんがやっているから・・・私がやるわ。」

時期を同じくして同じ社宅に住んでいた上司。
「君だけがやっていると奥さんが笑われる。それにもう少し配慮した方がいい。」

彼は「雪はね」をやめざるを得なかった。奥方に肉体労働をさせるのは辛かったが・・・やらないことによる奥方の精神的負担はさらに大きいと考えたからだ。

そして上司の言う「もう少し配慮した方がいい。」とは奥方ではなく上司自身に向けられていることははっきりとわかった。要は「オレの家の前の雪がなぜ残っているのか」ということなんだろう。

彼の胸の中にある誓いが去来した・・・という。



その後、彼は札幌以外の道内の勤務地でしばらく働く。

そして、「店のトップ」という役職になって札幌に戻ってきた。


数年前に持った「誓い」を彼は実現した。

彼は札幌の社宅に初めて入ったときと同じように早起きをして・・・いや、以前よりもっと早い時間に起きて、社宅の多くの場所の雪はねをした。

そして、接待などが無いときはなるべく残業をしないようにして早く帰り、やはり「雪はね」をした。
「雪の時期はさ、どうせ道内の経済も冷え込むから・・・バカみたく仕事しても仕方ないでしょ。それに私がいたらね、気にして帰らない部下もいたからね。」



社宅ではすでに彼は社内のベテランと言える。

その彼が率先して「雪はね」を始めたのだ。



これは若輩者・・・特に彼の部下からすると居ても立ってもいられない。

「マネージャー、私がやります。」と言ってきたそうだ。

そこで彼は言った。

「じゃあ、一緒にやろうよ。仕事と違ってここではみんなフラットじゃないか。」


一人、また一人と手伝うものが増えてきた。

そして彼のすぐ下の部下もその中にいた。


彼はその部下の昇格申請を書いているタイミングだった・・・それは「雪はねを手伝ったから」ということではなく、本当に部下の仕事ぶりを見てのことだったという。

そして翌年・・・その部下は昇格して・・・他のお店で彼と同じ立場になったという。

彼の思いが会社に通じた瞬間だったのだろう。


昇格後、その元部下との最初の会話・・・彼に対するお礼とともに「次の冬ですが、社宅の雪はね・・・ルールが無いのもまた負担なんで・・・私にルールの案を決めさせてくれませんか?」との話。

彼は元部下を信じていたので「うん、そうしてもらえるかな。」と言ったらしい。



その冬・・・元部下が作ったルールは・・・それはそれは「無理の無い」「助け合い」を基本としたルールであった。

時間のあると思われがちなマネージャークラスが率先してやるルールになっていたらしい。無論、奥方には手伝わせないルール・・・そして若者は仕事に時間がかかるから・・・フレキシブルな対応となっていたと言う。



「昇格申請して良かった」と思ったよね・・・と彼。

そして、そのルールとは別として彼と元部下は毎日「雪はね」に出て・・・お互いの店の情報交換の場としていた、と言う。

若輩者たちもまた・・・彼らの真似をするようになった、と言う。


彼はその会社を離れている。

いや、オレと20くらいは離れているから、無論「役職定年」はしてるからな・・・今は他の会社で活躍されているし、
そしてオレも日々世話になっている。



未だにその頃社宅で過ごした人々とは仲良くしている、と言う。

そうなんだろうな。

プライベートさえも仕事に左右されそうな社宅を彼は逆・・・とは言わない・・・将来マネージャー候補になる可能性のある人間たちに対して・・・身をもって仕事を教えたのだと思うのさ。

だからその会社からは引退してしまったた彼を慕って、みんな集まってくるんだろう。

「でも、他の社宅は未だに奥方の仕事になっているところもあるみたいなんだよね」と横展開できなかったことをやや悔やんでいるようだった。

十分、素晴らしいことをしたじゃないっすか・・・範を示すとはこういうことを言うんだろう。




「住めば都」の本来の意味は「どこに住んでも徳のある人の周りには人が集まって都のようになる」ということらしい。

まさに彼のことを言うんだろうな、と思う。



彼の思い、行動・・・「漢(おとこ)」そして「大人」。

オレもいい歳こいているんだが、まだまだ手本は沢山いる、と思うんだよ。



ただ「思い」を前面に出すのではなく、「機をうかがう」。

できるようで、なかなかできないことだよな。

すげえな、と思うんだよ。



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