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zoom RSS かつて上司と釣りに行った話。哀れ上司「もう二度と行かない」宣言。嫌がらせをしたわけじゃないよ。その3

<<   作成日時 : 2010/01/30 09:06   >>

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こんにちは。

昨日のブログの続き。

オレと上司は釣り場の前に着いた。この釣り場は正直を言うと「立入禁止区域」なのであった。一応ヤード管理者はオペレーションの無い日や無い時間帯には黙認してくれていた。ただし、「どうぞお入り下さい」なんていうようなことは勿論なく、ヤード内のオペレーションが終わると大きな門は閉まってしまう。

さすがにこの大きな門を乗り越えてまでして入る者は多くはなかった。8月とは言いながら平日はオペレーションがあったので・・・ヤードに入れる時間は限られている。わざわざ午後半休にして夕刻に行ったわけはそのあたりにあったのである。

オレはいつものことなので道具を肩にかけると普通に門をよじのぼった。よじ登ると言っても2m程度。子供のころ塀の上に登って遊んだ程度の高さなのである。

ただ、子供ならまだしもこういうことを普通にやっている「大人」というのは町で見ることはない。最近は子供でさえそういう姿を見ないのであるから、大人がやっていたら「下着ドロ」でもやっているのかとすぐに通報される。

町中ではないにしろ門によじ登りはじめたオレを見て上司が戸惑ったのは言うまでもない。釣り人ならば門ではないにしろ釣り場に入るために岩場を登ったりするのは普通のことなのであり、オレなんかヘタレだからあまりそういうことをしない方なのであるが、“一般人”からするとそのヘタレの“門越え”さえも奇怪な行為と見えるのであろう。

「こんなところを登るのか?」「はい、荷物を反対側に置いたら足場をどこに置くかなどお教えしますから待っていてください。」オレは上司の荷物も含め門の内側と外側を2往復した。そして上司に門の越え方を教えながらオレは後から登った。

「一苦労だな」と上司が言うので「ご子息と来られたら私の役目をマネージャーがするんですよ」と言った。

勿論、こんな釣り場に入らずとも東扇島の西公園のような「釣り公園」のようなところもある。しかし、上司は釣り場選定のために二人で酒を飲んだときに「息子の気を引くためにどうしても魚を持ち帰りたい。」「なるべく空いているところが良い。」などと言っていたので「立入禁止場所ですが、私のホームグランドにしますか?」と言うと「なんか、コソコソと釣り場に入るのは冒険みたいで面白そうだな。」なんて言っていた。

普段、業務中は念仏のように二言目には「コンプライアンス」を叫ぶこの上司が「立入禁止区域が面白そう」などと言うとは思ってもみなかった。
いっそうのことソーラス区域にでも連れて行って一つ間違えれば「海上保安庁に身柄確保」みたいなところの方が昔やった「ケードロ」(刑事と泥棒に分かれた鬼ごっこ)みたいで更に喜ばれるかとも思ったが、セクションのトップ1・トップ2が同時に「逮捕」されるのもシャレにならないな・・・とオレの中途半端な「コンプライアンス?意識」が働いたのでそういう場所にまでは行かなかったのである。

「この先、同じような場所はある?」と聞くので「300mくらい歩きますが、ああいうところはありませんよ。」と答えた。ちょっと安心したようであった。

そして釣り場に着いた。オレは「釣りの教本に書いてあった通りやってみてください」と言うと上司は釣りの教本を見ながら手際よく道具をセットした。
オレは感心し「すごいじゃないですか」と言うと「先週末練習したんだ」と言っていた。相当、力が入っていることがうかがい知れた。

そして、トリックサビキにアミエビをつけて海中に下ろすといきなりアタリがありコアジが釣れた。「釣れた、釣れた」を連呼していた。子供のようであった。ちょうど夕マズメで食いが立っていたらしくすぐに20匹ほどのコアジを確保することができた。

オレはトラブルがあるといけないと思っていたのでしばらく横で見ていたが「大丈夫そうだな」と思うとバッグからコンパクトロッドを出して投げ始めた。
アジという魚は大きな群れが寄ると良く釣れるが、なにせ回遊しているので「釣れる、釣れない」がはっきりとしている。この「釣れない」の時間に備えてオレはコンパクトロッドを出した。

案の定、しばらくするとアジは釣れなくなった。オレはポケットから鈴を出し、上司の竿をかけた竿かけに取り付けた。「また、そのうち釣れますから・・・鈴が鳴るまでこのままにしておきましょう。」

オレはコンパクトロッドを上司に渡すと投げ方や底の探り方などを教えた。すでに夜間となっていたのであまりアタリは多くなかったがハゼやシロギスが数匹釣れた。

その間にもコアジは時々竿を震わせ、全部で30匹以上は釣れたと思う。
オレとしては「4人家族には十分なお土産じゃないのか」と思っていたが上司は「なにか小さい魚ばかりだな。」と欲張ったことを言っていた。

そんなとき・・・たまたま通りがかったクロダイ師が「持って帰りますか?」と言って立派なクロダイをくれた。オレはとりあえず有難く頂戴した。「とりあえず」というのは頂いた身からすればくださった方に対して大変失礼な言い回しなのであるが、何せこの時期のクロダイはうまく調理しないと臭うのである。上司がそれでも持ち帰ると言うのなら持ち帰ってもらおう、と思った。

上司に意思確認をすると「これ、タイだろ?持って帰るさ。」と興奮気味なのであった。

上司にはそのまま釣りを続けてもらい、オレは魚の下処理を始めた。アジはハラワタを出し、ゼイゴを引いた。シロギスはやはりハラワタを出してウロコをひいた。そしてオレがハゼを処理しようとしたとき上司は「生きているんだろ?」と話しかけてきた。オレは上司が「逃がしてやろう」と言うのかと思いきや、「息子に生きている姿を見せたい」と来た。オレは新聞紙に海水を浸すとハゼを包んでクーラーに入れた。「たぶん生きているはずです。」

クロダイについても「このまま持って帰る」と言い張ったが「絶対に臭いますから・・・」と言って血抜きとハラワタを出すことは許された。ウロコも引いた方が良さそうだったが「魚らしくなくなっちゃうよ」と言って聞かなかったので表面に塩を振り新聞紙にくるんでクーラーに入れた。

オレは道具を片付けると・・・上司にコンパクトロッドと仕掛などのセットをプレゼントした。「いいのか?もらっちゃって。」と言うから「もともとそのつもりでしたから。」と言った。

上司は「こんなに魚を持って行ったら家族は驚くだろうなぁ。」と言っていた。「カミさんなんか『1匹も釣れないんじゃないの?』なんて言ってたんだぜ。」

帰り道、しばらく運転しているとコンビニの前で「ちょっと停めて」と言って車を降りて行った。そしてビールを買ってきて「今日はありがとう。あとはオレが運転するから神戸くんはこれでも飲んでくれ。」とビールをくれた。オレは有難くお言葉に甘えさせてもらった。

そしてオレが住んでいた社宅まで車を運転してくれた。

とにかくご機嫌なのであった。

彼が家に帰るまでは・・・・・・。

この話、つづく。

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内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。お久しぶりです。

一生懸命仕事をしていたらあっという間に1月も終わりです。当然、初釣りはまだです。早く3月にならないかなぁ。

さて、この話題、次で完了のようですがどきどきしますね。これだけ楽しかったのにもう釣りにいかないというのは。。。

釣りを始めたきっかけは人それぞれですが、釣り自体を楽しむ人、食べる目的で魚を釣る人なんかが長続きするみたいですね。

では。
つりきち
2010/01/30 12:02

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