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zoom RSS 張り込みその2。仕事だけど嫌だったこと。裏切り?非人道的かつ背任行為をした過去の過ち。その2。

<<   作成日時 : 2009/07/28 07:06   >>

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こんにちは。

先日の前編の続き。
彼の送ってきていた書類の消印は岐阜県のとあるところ。彼の生まれ故郷があるところだ。彼は生家を継ぐように言われたがどうしても大学に行きたくて家を飛び出し、1年東京でバイトをしながら勉強をし、“夜間”大学に行ったと言っていたことがあった。本当であれば苦労人といえば、苦労人、なのである。
したがって故郷の親からは「勘当同然」になっていたのだが、昔話をすると「オレは釣りはやらないけどアマゴやカジカやハエを突いたことはある。」なんて言っていたな。

勘当同然のの実家にどの面下げて戻ったのかはしれない。いや、そうしなくてはならないほどの何かがあるのではないかと思った。
ただ、オレは彼が絶対に来る、と信じていた。そして恐らくは「金銭トラブル」に巻き込まれているとの想像は容易についた。
そして、本当に逃げるならば「本当に好きな箱スカ」と「本当に愛している彼女」を置いていくわけがない、とも思っていた。そして・・・その機会は月末までに「来る」とも踏んでいた。

なぜなら・・・彼が「収入」を得るのはそのときだからだ。口座においてある金は所詮彼からすれば「預かり金」のようなものだ。それを「正当化」して自らのものとするには「精算」という行為をしなければならない。
だから・・・必ずこの地には戻ってくる。

待った・・・四日待った・・・その夜・・・彼のガールフレンドが帰ってきて・・・オレに会釈していった。そして、マックのハンバーガーを先輩が差し入れてくれて帰った直後だった・・・。見慣れた車がアパートの前に停まった。
「ついに現れた・・・か。」

彼は足早に階段を上がったので気づかれぬようそっと後から上った。彼は彼女の家の呼び鈴を鳴らした。「オレだよ、開けてくれ。」

そして・・・しばらく入口でやりとりがあった後、彼が部屋に入ろうとした時、オレは猛ダッシュで階段の影から彼のガールフレンドの部屋に走った。彼は気づくと慌ててドアを閉めようとしたがオレの膝から下がドア内に入っていたのでオレの足を何度も打ちつけるようにドアを開閉した。無論、オレの足は痛かったが・・・オレは体をねじこんだ。

彼はカンネンしたのか・・・オレと向き合った・・・オレは殴られるかと思った。しかし彼は・・・「話はオレの車でしないか?」と言ってガールフレンドに「○○代、カギ・・・」と言ったので「オレは○○代さん、オレにそのカギください。」と言った・・・ガールフレンドは・・・なぜかオレに箱スカのカギを渡した。彼は唖然とした表情の後、かなり長い沈黙があってから「来るなよ」と彼女に言い、オレに「行こう」と言った。オレは「二人にさせてくださいね。」と彼のガールフレンドに微笑みかけて外に出た。彼女の部屋のドアを閉めた途端・・・彼女の嗚咽にも似た声が聞こえた。

オレは箱スカのカギを開けた・・・オレは運転席、彼は助手席に乗った。
オレは無言だった。
彼は最初ガールフレンドが追ってくることを気にしていたみたいだが、追って来ないと知ると薄笑いを浮かべて
「言うことはないのか?」と言った。オレは無言を貫いた。
しばらく無言が続いたあと彼は言った。やはり薄笑いを浮かべていた。「あなたも若いよな。いい線ついていたのに、でもな、コレよく見ろよ。」彼はオレに帳簿、領収証の綴、そして通帳を投げた。オレは一瞥もくれなかった。そして言った「入金してたのは自分名義の小切手だろ?そして週が開けておろしたのは現金、じゃないのかな?」彼は「知っていたのか・・・」と絶句した。「いや・・・気づいていなかった。ただ、この数日でそうじゃないかなぁ・・・と思った。車の取引で小切手を使っていることくらい知っていたからな。で、あんたも来ると思っていた。最後精算して、金作ってからここにくると思った。でも、金は作れなかった。あんたの小切手はすでに落ちない。現金化できないからな。よって精算もままならない。」

彼は瞬間言った。「なぜそこまでわかるんだ。あんた・・・あの女はあんたと寝たのか・・・。」

その一言でオレは切れた。狭い箱スカの中でオレはヤツにいきなり頭突きした。そして彼の髪の毛を掴むとフロントガラスや助手席のガラスなんぞに顔面を打ちつけた。オレは無言で何度もやった。助手席の脇のガラスは血が滴っていた。

「てめぇなめてんじゃねぇぞ。。。。来い。」オレは言って、箱スカのエンジンをかけた。
彼女は彼と連絡が取れない・・・と言っていたのだが、恐らくは連絡を取り合っていたんだろうと思った。だから先の彼の発言になったんだろう。彼女がオレに何も言わなかったのは致し方ないことである。

オレは車を走らせた。そしてオレなりに彼との思い出話を言った。
オレが彼を兄のように慕っていたこと。彼の働きがオレを社内で引き上げてくれたこと。プライベートも楽しかったこと。そして・・・彼のことを責めていないのにガールフレンドは「ご迷惑かけてすみません」と謝ったこと・・・。

彼は無言だった。顔は血に染まっていた。
オレは最後の一言と思って言った「たしか半年くらい前にあなたにこの仕事『天職かも』って言ったよな。アレはおだてもあるけど半分本気・・・だぜ。どうなんだ?どう思っているんだ?この仕事は続けたいのか?」。
彼が「本当に天職と思うか?」というので、オレは「そう思う。」と言った。


彼は「この仕事・・・続けたい」と言うとなぜディーラーをやめたかも言った。全てギャンブル・・・だった。借金を返すためにガールフレンドを夜の街で働かせたこともある、と言っていた。オレはタバコをふかしながら運転し、無表情を装ったが・・・「なんて不幸なんだ。」と思った。

車は新橋の街に行っていた。そこでオレは路駐して・・・口座を見た・・・計算をして正確な数字はわかったが、「面倒だな、100万円だ。」オレは口走った。ほぼ何千円単位ちがいだが・・・そんな数字だった。

目の前には「消費者金融ビル」があった。オレは彼に言った。「今回ばかりは見逃してやる。ただ、オレとの付き合いはこれで終わり・・・だ。取引先の権利も解除してもらう。さ、行って来いよ、上から順番に行けば100万円なんてすぐさ。」と言って彼の胸元のポケットから財布を出して運転免許証を出し、箱スカのダッシュボードから「車検証」を出して彼に渡した。

40分後、100万円の現ナマをつかんだ彼がやってきた。
車中、とても時間が長く感じた。

オレは一枚一枚数えた。100枚あった。
オレは冷徹さを貫いた。表情は変えなかった。

オレは2枚だけ残して・・・かばんに入れた。そして彼をガールフレンドの家の前まで送った。

彼にはうちの会社との「取引」を停止する「解約証」に署名・捺印させた・・・。そして余剰金があるから・・彼の個人口座を聞いた。

そして・・・2万円残った封筒にオレの財布から2万円を出して・・・入れた。「ま、足しにしてくれ。」
最後に彼の愛する箱スカの鍵を手渡した。

彼は泣き続けていたが・・・「すまなかった。本当に申し訳ない・・・」と言ってガールフレンドの部屋に駆けて行った。

翌日、オレは彼に代わって「精算」をし、手数料を彼の指定した口座に振り込んだ。そして整斉と「本業多忙」を理由として彼の取引先としての権利を解除した。

こんなことをして・・・「非人道的な」行為を彼に対してしたわけだし暴力も振るった、それに世話になっている業界に弓を引くような「背任行為」をしでかしているわけである。本来ならば彼を業界から抹殺しなくてはならなかったのに。

オレが業界で働いていてずっと胸がつかえていたこと。本当に罰せられるべきはオレなのかもしれない。

*********************************************************

2003年初夏・・・一本の電話が入る。
「神戸さん・・・村○さんという方から電話が入っています。」
物売りかなにかと思った。
「なんて言ってたぁ〜?」とオレ。
「随分、お世話になったと恐縮していますが・・・」と女子社員。
仕方ネェな相手するか・・・と思った瞬間、懐かしい声が・・・。
「神戸さん、ご無沙汰しています。随分、探しました。」
「あれ?まさか・・・村○さん?」
「そうです、その節は大変お世話になりました。」
「いやぁ、懐かしいですね。今何やってるんですか?」
「地元で・・・他社で同じことやってまして・・・人も雇って何とか食っていけてます。」
「それは結構なことで・・・。ところで結婚は・・・?」
「ご心配なく・・・よくご存知の彼女と・・・もう古女房ですけどね。」
「大切にしてあげてください。」
それから十数分話をした。

あれから10年か。
彼とはそれ以来・・・年賀状のやりとりがある。彼そっくりのお嬢さんの写真をみると今がよければ・・・良かったんじゃないかな、って思う。

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